激安プロショップ「タチヤ」の火曜の夕方は、翌日が定休日ということもあり、どこぞの火曜特売なんぞぶっ飛ぶ激安の投売りタイムがあり、それを目当てに来る近隣のおじさんおばさんの大群で年末のアメヤ横丁と同じくらいの大賑わいである。まず車が駐車場に入らない。通路にまで車が無理やり置いてある。他の車同様、無理やりの場所に愛車を止める。激安タイムはショッピングカートが店内を動けない。籠は１つ、手で持つ。入り口の野菜売り場では、赤テープ商品はどれも１００円。若い兄ちゃんが、さっきまで１束１００円１５０円だったやつを２つ３つと赤テープでぐるぐる束ねては平台に放り投げると、すぐに買い手がつく。パセリが大袋パンパンに詰まって１００円。そんなに使い切れないよぅ。今日狙うは魚。値下げが始まる前はお客が店内の魚or肉コーナーに鮨詰め満員で、どの客もお目当ての品に「半額」の黄地に赤文字のシールが貼られる瞬間を虎視眈々と見つめ、動こうとしない。客の流れが止まるのだ。と、ざわざわバリバリと客が動き出す。半額シールが貼られ始めると、我先にと刺身のパックに手が伸び、商品を手にした客と手にしようとする客がぶつかり合い、押し合いへし合いになる。店内放送で「ツバス一本50円！新サンマ一本80円！」ツバスはハマチの小さいやつ（でも５０cmはある）で、200円も出せば刺身が家中でたっぷり食える。捌く手間を惜しまなければ、だが。サンマは昨日塩焼きで食ったばかりだし、前は４尾１４０円だったんで、今日はあまり安くは感じない。おじさんおばさんの波に揉みくちゃになって、結局手にすることができたのは時鮭の半身。３９８円の半額で１９９円。安い！明日はチャンチャン焼きにでもしようかな。
