mame3zok雑記

i'm just a drummer. i'm just a rider. i love dogs. i love the greatest japanese rock band SPITZ!

恋は桃色 / 細野晴臣 #Songs_I_played その12

#Songs_I_played その12
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D学の頃入ってた件のエセ軽音系研究会の1コ上の先輩に ちょい変わった人がいたんだけど 余りにも変わった人で誰ともバンドを組まず というか組めない人がいた 研究会顧問の知り合いの御子息とかで 友達になってやってくれってサークルに放り込まれたらしく 顧問教授のゼミ生でお世話係を押し付けられてる先輩が 彼を持て余してる姿がかなり大変そうだった

バンドってもんはね 楽譜通りに指揮者に従って演奏するってもんじゃないんよ そこそこ気が合う連中と阿吽の呼吸で音やらなんやらを合わせていくんよ 合わなさそうな人が一人でもいると もうそれだけで駄目なんよ その方には申し訳ないけど 自分からバンド組みたいって感じるようなタイプではなかった が その我が本能とは無関係に その人と というか その先輩も含めたバンドの形式の中に なぜか自分は組み入れられていた 次の月例会のステージでの演奏も込みでね お世話係の先輩に頼み込まれて Noと言えなかったんだ まあ人助けみたいな感じの期間限定バンドだったね

その変わった人は特にバンドの何が出来るというわけでもなく とりあえずギターとコーラスというポジション なのに主役だった で  実質ご自分では何も決められないし誰も動かない で そのお世話係の先輩が「俺が歌うでお前らバックやってくれな」って 例会での出番をエサに 我ら下級生を半ば強制的にかき集めた 自分にはリードギターの座が回ってきた 当時メインでやってたバンドでは 時々ツインリード さもなくば バッキングに徹しなければならなかったんで リードが弾けるってエサに食いつかずにはいられなかったんよ

んで 曲決め 練習と 大した思い出は正直なところあまり無い 好きなように演っていいという先輩の言葉だけを信じた我らバック陣は 主役とヴォーカルそっちのけで ロッカバラード風にこの曲を仕立て上げ 荒っぽく演らせてもらった スポットライトを浴びて 借り物のクライベイビーをぐちゃぐちゃに踏んで なんか気分が良かったのだけ覚えている 客観的に聞いてどうだったか なんて どうでもいいことさ どうやってきたのか 忘れられるかな