仕事帰り、交差点にて。緩やかな登り坂。赤信号にて止まり、青になり発進。
と・・・
プスンとエンストぉぉぉーーー・・・
必死に踏ん張ってみたが、ガッシャーーーーン！
左側にゴロリと転んでしまった。
こけたバイクと呆然自失立ち尽くす自分のすぐ脇を、師走の夕暮れを急ぐ車がビュンビュン通り過ぎて行く。
ふと我に返り、引き起こしを試みるも、倒れた路肩の方が低くなってて、なかなか起きてくれない。
うんうん唸りつつ、渾身の力を込めてやっとのことで起こすことができた。
被害状況を確認。
クラッチレバーはポッキリ折れ、ハンドルの先端とミラーの外縁がガリガリになってる。スラッシュガードも早速ガリガリになって本来の仕事をしてくれた。
が、幸いなことにそれ以外は僅かなかすり傷程度で済んだ。ウィンカーが割れずに済んだ。タンクがへこまずに済んだ。やれやれ。
その場でバイク屋へ直行する。クラッチレバーアッシ購入、金参千七百八拾圓也！
これを貴重な授業料だったと考えることとする。
ウィンカーやタンクがほぼ無事だったこと、倒れた時も引き起こしの際も身体を傷めずに済んだこと。折れてもなお握れるレバーの形状にも救われた。もし右側にこけてたら、マフラーべこべこは無論、最悪の場合、後続車に轢かれてたかもしれん。
納車翌日の立ちごけ。どんくっさいことおびただしく、情け無さ胸一杯だが、これを受け入れ、今後の糧として生きていくのが我が定めなのだ。嗚呼・・・
