5th single「日なたの窓に憧れて」track 2（1992年）、album「花鳥風月」track 9（1999年）
今日も今日とてベタな選曲である。ホームセンターの買い物からの帰り道、思わず車を停めて写真を撮った。国道沿いの休耕田一面に咲いていた。さびしげな真昼の月は出てなかったけど、たぶん西風でもなかったけど、青空の下、緩い秋風に揺れて咲いていた。一本一本の花はそうきれいではないし、葉とか茎とかよく見ると、どことなく下等生物っぽくてグロテスクな感じすらするが、濃淡さまざまなピンクや白のコスモスが広いところに群生しているのを遠くから見るのは美しい。「やはり野に置け野辺の花」とは、上手く言ったものだ。独身の頃は全然意味がわからなかったこの言葉も、今は骨身に沁みる。
コーラスのよく効いたエレキギターのアルペジオが美しい、スローで地味なバラード。田村君のベースラインもツボがきちんと押さえられてて心地よい。マサムネの声と詩でなければ成り立たない、しっとりと聴かせる曲。
○my drumming memo
まず、クローズドリムショットの音色を安定させる。８ビートに入っても決して目立ってはいけない。オープンリムショットのキメ音も軽くかつビシッと決める。各小節４拍目に入る「鈴」はH.H.とH.Tomの間にセットすれば一人で出来そうだけど、ヴォーカルや暇な人に外注してもいいだろう。
