mame3zok雑記

i'm just a drummer. i'm just a rider. i love dogs. i love the greatest japanese rock band SPITZ!

冷たい頬 《今日の一匹 その010匹目》

18th single「冷たい頬」track 1(1988年)、8th album「フェイクファー」track 3(1998年)
 母校を訪れたノスタルジー浸りついでにもう1曲。芝生広場、通称グリーンエリアのそこここにクローバーが白い花をつけていた。遠い昔の午後、あのあたりに彼女と腰を下ろして他愛もない話をしていた。深く愛し、愛されているという妙な確信めいたものがぼくの中にはあった。だが、結局、愛想をつかされ、恋は幻の如く消え去ってしまった。ふられた後も、壊れながら彼女を追いかけるような真似をしてしまった。それが全てで何もないこと、時のシャワーの中で。
 テツヤのアルペジオとマサムネのアコギが甘く爽やかで切ない恋の歌。コニカのカメラのCMで使われていた。田村君の「Fender bass VI」という6弦ベースのソロがいい感じ。ライヴでの「まったりversion」は、ギターが2本ともアコギで、こっちもいい感じ。この曲のPVが何故に卓球温泉みたいなのかがよくわからないが。
 ○ my drumming memo
 スタジオ版ではイントロのところでガイドリズムっぽいシンセハイハットが入っている。クローズドリムショットで優しく刻むAメロと、前ノリスネアで切々と刻むサビ、寂しげなブレイクが連なるBメロ、とメリハリをきっちりつけること。まったりversionではタンバリンを多用、A'メロでは8拍目ごとに、サビではハイハットと16ビートを刻みつつ拍子の頭に入れる。スネアのフルショットは一発も無しで、ヴォーカルとアコギの音を殺さぬようにする。