mame3zok雑記

i'm just a drummer. i'm just a rider. i love dogs. i love the greatest japanese rock band SPITZ!

Dec. 2024 自由詠

1日 晴れ渡る師走始めの日曜日 せめて今日だけごろごろさせて
1日 憂鬱を案ずる犬が寄り添って言葉代わりに吾が手を舐める  お題「葉」
12日 指先のあかぎれ2mm割れ目より滲む痛みは今宵の本音
12日 華やかなケーキの脳天ためらわず笑顔でフォーク君は突き刺す  お題「刺す」
14日 北風に落ち葉舞い散るアスファルト轢かれ続ける踊り続ける
14日 4,5枚で写真の整理立ち止まるスマホ画面に雫ひと粒
15日 日曜日渋滞の列じりじりと明日の憂いが忍び寄る午後
17日 寒い朝わろしの渾名思い出す古典の先生お元気ですか
18日 この寒波包み熨斗つけ半年後吾に届けよ暑中見舞いに
   熱帯夜包み熨斗つけ半年後吾に届けよ御歳暮として
23日 君に似た後ろ姿を追い続けいつしか時の迷い子になる
24日 ビー玉のように輝く大粒の碧き眼(まなこ)で語る愛犬
24日 絡まって腕が通らぬ長袖のようなあれこれ今日が始まる
31日 北風に星の煌めき鐘の音 何も変わらずただ歳を越す

年末はいろいろ不調だった

Nov. 2024 自由詠

1日 教科書の隅は我らのキャンバスで未来と過去にリンクしている  お題「落書き」
1日 腹を伸べ我が手を舐める愛犬に unconditional love を教わる  お題「犬」
4日 幼な児の明るい叫び笑い声 何のはじまり午前二時半  お題「はじまり」
5日 困惑のマス目を埋める邪魔をする すぐパを隠しズルをする君  お題「パズル」
5日 二人して幾千の夜を越えてきた ご覧よあれがぼくらの惰星  お題「夜」
7日 白々と明けゆく空の朱鷺色が私の中で鉛に変わる
7日 立冬の声に襟立て鬼饅頭二つ求めて家路を急ぐ  お題「芋」
10日 明日からまた仕事かと溜め息がおもいおもいの日曜の夜 働けるだけ ありがたいよね
11日 幻に「夢」と名付けて売っている 他人の夢を儚いと書く
12日 濁り湯の香り懐かし白骨の宿の窓辺に冬の訪れ  お題「骨」 http://shirahone.org
12日 あの頃はやきいも味の恋でした熱く胸焼け冷えてパサパサ  テーマ「やきいも」

13日 またひとつこの世の命つとめ終え 永遠胸にあちらへわたる
14日 撫で慣れた小さき頭も撫で納め 天使の輪から遺髪をもらう
14日 暖かくふわふわだったはずなのに 今もう硬く冷たくなりぬ
15日 ここにいたここにもいたと家じゅうに 残る面影あの日の笑顔
17日 もう二度と光戻らぬふた粒の黒き瞳と見つめ合う今
17日 額縁に花を供えてスピッツの「ありがとさん」を静かに流す

25日 疲れ果て倒れ伏す夜に見る夢の中でも疲れ倒れ伏す夜
28日 片足を引かれ解けた蝶結び 契りし方よ今は何処に  お題「蝶」
28日 ニワカだと誹られてもいいリアタイでアトムを聴いて育った子供

Oct. 2024 自由詠

アクセルを踏むの忘れている君は朝日の中で髪いじってる 1日

OasisのWhatever聴きながらどうにか気持ち上げていく朝 2日

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哀しくて怒り痛みも品切れよ作り笑いで開店休業 3日 お題「笑」

ヘンな柄 娘がくれた ヨレヨレの Tシャツで寝る 父の幸せ 4日

あの日から早幾年か担任の言葉いつしか骨に刻まる 5日 #教師の日

君だけと君は確かに言ったよね
もうひとりいる終わらない夏   6日

お仕事にいるその魔物手強そう
ぼくがホイミで癒してあげる   6日 お題「魔法」

友情出演:うちのいぬ

この広告 興味がないと 何万回 タップをしたら アンタわかるの? 10日

幸水金木犀に遭ってない
どこへ行ったの私の秋は   13日

あつあつの湯気立つどんぶり生卵ひとつ落としてキミが好きだよ 16日 お題「ラーメン」

なんか 書けない 近ごろ
無理はしないでおきます 20日 ←短歌になってない

片付けの埃を払うアルバムに君の笑顔は気持ちが曇る 20日 お題「曇り」

脱皮した君の抜け殻くるくると床に恥らう一輪の花 21日

吊革にこのまま首を吊り下げて息絶えたまま出勤します 23日

君だけのために開いてるこの穴を他の誰かに埋めてもらうか 23日 お題「穴」

このドアを開けてそのまま家がいい
この個室から出るのが怖い     23日

午後teaを寝ぼけ頭に流し込み午前の業務は亡きモノとする 24日

後半失速してしまった

頑張った君は静かに還りゆく煙は風に灰は波間に 28日 お題「灰」

雨音を聞きつ寛ぐ秋の宵
ただ寝転びて狗と戯る   29日

言の葉を刻みて貼りて呻る日々
良きも悪しきも自ず判らず    30日

凛と立つ馬の耳にも秋の風
大観衆の声は届かず      31日

永遠は死ねば必ず手にはいる
心配するな君も死ぬから    31日

いろいろとね なにかとね 疲れの溜まる日々ですわ

Sep. 2024 自由詠

毎日 というわけではないけど 均せば一日一首ぐらいになってるかな 忙しかったり病んだりでできない日もあるけど

茎折れてまで咲き続く野の花よ痛みこらえて生きているのか 1日

そうなんだウチも両方好きだけどチョコとミントは別々にして 1日

疲れたなアクセル踏んで Green Day 聴きつつ帰る腹も減ったし 3日

風呂上がり溜め息ひとつ扇風機萎びた胸に沁みるソーダ水 5日

ここまでmame3zok名義
以下、浦田東次 名義

君のため君のためだと言いながら君の都合を押し付ける君 5日

溺れかけ湯舟で目覚め午前2時追い焚きボタン押すのをためらう 5日

壁際に押し付けられて堪能す愛しい君の獣の匂い 6日

貧しいと嘆く本当の貧しさを君はお腹の奥底に飼う 7日

独りめし斜め向かいの席に来た君の笑顔でご飯がすすむ 7日

生垣を借りる可憐な白い花
ヘクソカズラよその名を呪え 7日(手直し再掲)

繋がれてただ息をする垂れ流すこんな未来を誰が望んだ 9日(手直し再掲)

吊り革に下がり揺られて思い出すアレを忘れたコレを忘れた 11日

午前5時シャワーを浴びてボーッとして身支度をして家畜に戻る 12日

生きていてこんなに痛むものなのか生きていたいが痛いのは嫌 12日

絶対に二人で幸せになるとか君との愛はポンジスキーム 12日

残業で赤と黄色のシール貼るこの人生もオール半額 13日

いい人は短命だねと人はいう
はやく死にたい今すぐここで 13日

君と飛ぶ1泊2日の祝い事
月の稼ぎの半分も飛ぶ 14日

おきのどく ぼうけんのしょ は きえました このじんせいも きえてなくなれ
#ひらがなだけの短歌 15日

来てもらい御祝儀もらい褒めてもらう
そんな昔のツケが今来る 15日

闇雲にイイネを押して闇雲にイイネを拾う哀しい遊び   
(誰が本当のこと言っていいって言った?) 16日

小さくて自分で燃えてないくせに我が物顔で光る満月 17日

部屋の隅いつも待ってたふわふわな君が見えるよ眼鏡外せば 18日 #単語で短歌 お題「眼鏡」

終電を逃し見上げる朧月
小さな声で君の名を呼ぶ 19日 #単語で短歌 お題「終電」

毒を吐く叫ぶ痛がる咽び泣くとこは見せないわたし凡人 20日

夕暮れの土手に無言の彼岸花あの日叫んだ君の血の色 21日 #単語で短歌 お題「叫び」

虫の鳴き月影白き散歩みち何かが終わり何か始まる 24日

擦り剥いた血の滴りを舐めている怪しき我の素性に気付く 24日 #単語で短歌 お題「怪我」

疲れた目澱んだ顔の集まりて仔アザラシらの寛ぎ見守る 25日 #単語で短歌 お題「シール」

目もかすみ根も続かず百年の孤独読み終えるまであと百年 28日 #単語で短歌 お題「読書」 #毎日短歌 お題「孤独を感じる瞬間」

百年の孤独

以上です
やり甲斐搾取の現場からお伝えしまし
ああ辞めてやる                 28日

芽吹く咲く実る枯れる愚痴は言わず此処に根付いた命ただ生く 29日

柔軟剤ちょっと前から切らしてる疲れも吊るす部屋干しの夜 29日

友達や仕事がキミにはあるけれど犬のボクにはキミがすべてだ 30日 #単語で短歌 お題「犬」

9月の30日間 34首 飽きるまで続けようかな と思う

Aug. 2024 自由詠

何で短歌に興味が湧いたのか、自分で作ってみたくなったのかがよくわからない。わからないけど、何冊か短歌の本を買って読んでみた。
そして2024年8月12日、一日一首のペースでXに投稿することと決める。自縄自縛である。愚か者と呼ばれてもいい。なんせ自発的動機付けなんである。Xだけだと不安なので、とりあえず最初の約半月の分をここに纏める。続くかどうかわからないけど。三日坊主だけど。

この本で僭越ながら凡人の俺も今日から歌人を名乗る 12日


もやもやを吐き出せなくて飲み込んで焼けた舗道を俯き歩く 13日


響きだけ気がしただけで生きられる今日も何とか多分明日も 14日


蝉時雨半分づつのチョコモナカ冷し中華のシメはこれだね 14日


今日みたく調子が悪い日もあると態と若ぶり言葉に詰まる 16日


宅配でまた本が来たそうなんだ未読の山で彷徨っている 18日


朝の風盆休明けの月曜日君の声抱き歩いていくよ 19日

          • ホント草野さん申し訳ないです下の句は草野さんのものです
Chloe


降り始め蒸す宵道に蘇る我が往く道のほこりの匂い 19日


頂いた今朝も命の重たさに床からカラダ起こせずにいる 20日


電線も疎らな雲も気にしない十六番目の月が好きだよ 21日

十六夜の月


繋がれてただ息をする垂れ流すこんな未来を誰が望むの 23日


生垣に小さい可憐な白い花ヘクソカズラよその名を呪え 23日


深いなぁ分かった顔で独り言
2分拾い読み積ん読の夜    24日


君が来て我が子になったその日からうちは毎日が世界犬の日 26日

Luke


通り雨慌て取り込むランドリィ湿った匂い嘲笑う陽射し 27日


抱き上げた重い我が子は汗まみれ昔は母が嗅いでた匂い 28日


蟋蟀の歌う夜道に雨匂う家路を急ぐ愛犬家たち 30日


拙いけど、毎日できてないけど、だいたい一日一首ぐらいにはなってるんで、たぶん飽きるまで。

Highway Star / Deep Purple #Songs_I_Played その13


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これも高校2年のとき 文化祭の体育館ステージに味をしめてた自分に さらに調子こいてまう事案が舞い込んできた 他校のバンドから声がかかった ある日の放課後 ろくに話も聞かないうちに 町外れの公民館みたいなところを指定され訪れた 中では なんやこいつらは というような他校生たちが タバコの煙がもうもうとする中 爆音をあげていた 知っている顔は 文化祭で同じバンドだったkey.のOちゃんだけ なんかよくわからんうちに 自分は Deep Purple コピバンのVo.ということになっていた
今だったら そんな大役 荷が重過ぎて固辞するけど だって Ian Gillan だよDavid Coverdale だよ そんな凄い声 出る訳ないのです でも当時はまだ何も知らないコドモだったんで よっしゃ歌ってやんよ ぐらいのノリだった ロックは不良の音楽 バンドやる奴はワルばっか そんな時代に 髪を伸ばしてバンドのフロントマンぶって 自分の姿に酔ってるイタイ奴に過ぎなかったのにね
出番はすぐやってきた 県庁所在地の某大手放送局 ラジオ番組の収録だった みんなで電車に揺られて行った 局の1階の受付を通過するってだけで なんか大物タレントの気分だった 本物のスタジオに通され 初めて見る凄いプロの機材に囲まれ プロのスタッフの方々のお世話を受けて録ったのがこの1曲だった
地元若手タレントさんが地元のアマバンドを毎週ひとつずつ紹介する短い番組 曲を録り終えた後 タレントさんとバンドメンバー全員でトークを収録した 冒頭 みんなでバンド名を いっせーの!で声を揃えて言うんだけど その時 初めて自分はバンド名を知った 教えてもらってなかったんだ タレントさんに カワイイ顔して声はワイルドだねぇー といじられた覚えが微かにある けど あとはすべて忘却の彼方 録音したものも残ってないし 名前どころかあだ名すら覚えていないメンバーたちは 放送局を出た後からずっと会っていない ただ 自分は高速道路の星となって公共の電波に乗り空を疾走した って記憶があるだけ 

恋は桃色 / 細野晴臣 #Songs_I_played その12

#Songs_I_played その12
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D学の頃入ってた件のエセ軽音系研究会の1コ上の先輩に ちょい変わった人がいたんだけど 余りにも変わった人で誰ともバンドを組まず というか組めない人がいた 研究会顧問の知り合いの御子息とかで 友達になってやってくれってサークルに放り込まれたらしく 顧問教授のゼミ生でお世話係を押し付けられてる先輩が 彼を持て余してる姿がかなり大変そうだった

バンドってもんはね 楽譜通りに指揮者に従って演奏するってもんじゃないんよ そこそこ気が合う連中と阿吽の呼吸で音やらなんやらを合わせていくんよ 合わなさそうな人が一人でもいると もうそれだけで駄目なんよ その方には申し訳ないけど 自分からバンド組みたいって感じるようなタイプではなかった が その我が本能とは無関係に その人と というか その先輩も含めたバンドの形式の中に なぜか自分は組み入れられていた 次の月例会のステージでの演奏も込みでね お世話係の先輩に頼み込まれて Noと言えなかったんだ まあ人助けみたいな感じの期間限定バンドだったね

その変わった人は特にバンドの何が出来るというわけでもなく とりあえずギターとコーラスというポジション なのに主役だった で  実質ご自分では何も決められないし誰も動かない で そのお世話係の先輩が「俺が歌うでお前らバックやってくれな」って 例会での出番をエサに 我ら下級生を半ば強制的にかき集めた 自分にはリードギターの座が回ってきた 当時メインでやってたバンドでは 時々ツインリード さもなくば バッキングに徹しなければならなかったんで リードが弾けるってエサに食いつかずにはいられなかったんよ

んで 曲決め 練習と 大した思い出は正直なところあまり無い 好きなように演っていいという先輩の言葉だけを信じた我らバック陣は 主役とヴォーカルそっちのけで ロッカバラード風にこの曲を仕立て上げ 荒っぽく演らせてもらった スポットライトを浴びて 借り物のクライベイビーをぐちゃぐちゃに踏んで なんか気分が良かったのだけ覚えている 客観的に聞いてどうだったか なんて どうでもいいことさ どうやってきたのか 忘れられるかな