1st album「スピッツ」track 5(1991)
夜の犬の散歩の時、きれいな月が出ていた。そういえば、今日寄ったスーパーに月見団子が売ってたっけ。明日が中秋の名月だから、今宵は十四夜、ぼくが生まれた真っ赤な月でも、君が生まれた黄色い月でもない、白銀の月。この月明かりの中で、今日の日も、誰かがめぐり合い、誰かが別れ、そして綺麗に過ぎていくのだろう。
爽やかでいて、どこか物悲しいフォーク風ポップロック。作曲はテツヤ。このファーストアルバムのこの曲から続くテレビ、タンポポ、死神、トンビあたりの雰囲気が個人的には大好きなので、次のアルバムあたりでどうかひとつ願いたいものだ。
○my drumming memo
4拍目にスネアが入る変則8ビート。タム(多分TAMAのオクタゴンも含め)やシンバルとかの装飾が多いが、パターンが決まっているので雰囲気を壊さぬよう適度に。ベードラをメトロノームのように表で踏み続ける。