mame3zok雑記

i'm just a drummer. i'm just a rider. i love dogs. i love the greatest japanese rock band SPITZ!

海外ドラマ『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』観たい!

だまされたけど、許せてしまった嘘を教えてください

上記、Lie To Meなるドラマとは全く関係の無い話。
大学1年当時、あるHR,HM系バンドを組んでいたのであるが。当時は2年の先輩のVo.に我々新入生のEG.×2(うち一本が俺)のツインリードとBa.&Dr.だった。先輩の歌がハッキリ申し上げて「ド下手糞ナルシー」で、新入りの我々4人は誰も進言する勇気を持ちあわせてなくて、それで辛うじて4人で結束していた。バンド名も先輩の酔った勢いで、当時の女性用衛生用品からそのまま借り、Dr.の奴は知り合いの女の子から一枚もらってスネアのミュートに使用していたというエピソードのあるヘナチョコバンドであった。
ある夜、もう一本のEG.のヤツに呼び出され、ヤツの家でサシで飲んだ。そこでヤツは「バンドの他のメンバーには内緒だけど、俺は他のバンドでもギターを弾いている」と打ち明けられた。初耳だった。腕を見込まれ、請われて地元(地方小都市)のライヴハウスに時々出ているのだと言う。じゃあ音源聴かせてよ、と頼むと、カセットの山を(昭和時代でしたので)ガラガラ引っ掻き回しては、あれのこれのとかけてくれたが、「あれ?これだったっけ?」とか、ガチャガチャやってるだけで、ま、酔っ払ってるんで何を聴かせてもらったんだかもよく覚えてない。
そのまま雑魚寝で翌朝帰ったのだが、ふぅーん、そんなに上手かったっけ?じゃ、リードの華やかなとこはヤツに任せた方がいいのかなぁ、などとぼんやり思った。練習時には相変わらずヤツは二日酔い明けのようなゴキゴキフィンガリングだったけど、自分のギターにあまり自信がなかった事もあり、ヤツがメイン、俺はサブみたいなスタンスでそのバンドは活動を続け。そのまま花が咲かずに解散した。
その後、自分はDr.にコンバートし、プライド(若気の至りを含む)を持てるぐらいのドラマーになった(と当時は思っていた)。ヤツも別のバンドで多少の頭角を現してきた。対バンしたり、ヘルパーで叩きに行ったり、セッションしたりした。そして相変わらずのゴキゴキリードに、「腕を見込まれライヴハウス云々」の話は酔った勢いの見栄っ張りだったと確信するようになった。
卒業後も同期ということで仲間意識は強く、今でも当時のメンバーたちとたまに飲みに行ったりする。そして今でも俺は「バンドの他のメンバーには内緒だけど」を守っている。酒の肴にしてしまっても良い位のネタかもしれない。でも、当時のヤツの「リードの美味しいとこは俺にくれ」作戦にまんまと引っかかってしまった自分のケツの蒼さの方が恥ずかしい。
まぁ、あの時は騙されたけど、もういいんじゃないの、時効だし、と思っている。