mame3zok雑記

i'm just a drummer. i'm just a rider. i love dogs. i love the greatest japanese rock band SPITZ!

22nd

結婚記念日には少し早いが、うまく宿が取れたので、嫁と二人で温泉に一泊してきた。去年は家族揃って賢島だったが、“お年頃”の娘たちは個々であれのこれのと予定があるらしいんで、夫婦水入らずでゆっくり寛ぐ事とした。今回は職場の先輩に勧められた西浦温泉の宿をネットで予約。
天空海遊の宿 末広
西浦半島の温泉街の高台にある、古過ぎず、新し過ぎず、広過ぎず、狭過ぎず、ちょうど良い感じの小奇麗な宿。到着からチェックイン、部屋に通されるまでとてもスムーズ。研修生の名札をつけた係の女の子はうちの上の娘と同い年ぐらいで、好感の持てるたどたどしさだった。部屋に入るとすぐ稲荷寿司のサービスで、小腹が減ってたタイミングに嬉しかった。
今回はちょっと贅沢して露天風呂付客室にしてみた。オーシャンヴューは素晴らしいが、ベランダに設えられた湯船への出入りは、丸見えという訳ではないが気を遣った。嫁はTVの紀行番組みたいにバスタオルを巻いて入った。湯船から見える漁火や渥美半島の街の灯り、そして星空が綺麗だった。去年も一昨年も春の嵐の露天風呂だったから・・・。部屋風呂は、大浴場まで着替えやら鍵やら持って移動する必要が無いのでとてもラク。貴重品管理の心配も無いし、何時ごろ!なんて男湯女湯の入り口の前の待ち合わせもいらない。
夕食は部屋食ではなく、食事処へ赴かねばならなかったが、こっちも個室が用意されていて、周囲を気にせずゆっくり食べることができた。食前酒のいちごワインに、銘柄がよくわからん地酒を冷で頼んだ。淡麗辛口で旨かった。記念日にとワインのハーフボトルをサービスしてくれたが、悪酔いするといかんので土産に持ち帰る事にした。料理は海鮮の創作会席コースで、細かい料理がちまちまと出て来るのに嫁はひとつずつ喜んでくれた。特に旬のサヨリの刺身やミル貝のぬた、アカザ海老とめひかりのタジン鍋、目板鰈の唐揚げは香ばしい骨煎餅が付いてとても美味かった。締めの豆ご飯と浅蜊汁、デザートのチョコレートケーキとフルーツの盛り合わせまで量も充分で大満足だった。
朝食も前夜と同じ個室で、盛り沢山の和食だった。陶板焼きで自分で作る「春キャベツのベーコンエッグ」はなかなか面白かった。
昨今は夕食も朝食もビュッフェスタイル(バイキングという呼び方は個人的に好かん)で、好きなものを好きなだけ食べられる宿が多い。ああいうのも悪くはないが、どうも落ち着かない。今回は、日常から離れた「落ち着き」を求めるという点で大いに満足できた。
帰り道にも春っぽい事を、という事でいちご狩りをしてきた。静岡の日本平で石垣いちごにしても良かったのだが、今回はこっちをネットで予約。
うめこう桃梨苺園
中京大の裏、丘陵地の果樹園は、観光バスが入れないぐらい取付道路が狭いので、団体さんがいなくて居心地良かった。広いビニールハウスは良く手入れされていて、主役のいちご「章姫」は大粒のが鈴生り。甘み香り共に申し分無く、練乳もおかわり自由で、昼食が要らなくなるぐらい、もうしばらく苺系の物は見たくないぐらいたくさん頂いた。近場で値打ちに楽しめて非常に良かった。
自分の仕事の都合で出発が遅く帰りも早かったが、二人で充分楽しめた一泊二日であった。